10月 15

au(INFOBAR A01)とSoftbank(iPhone4)のスループットを比較してみた。

 

KDDIとSoftbankで同時にiPhoneが発売されて、やれどっちが早いだの比較されてますが。

Softbank iPhoneは規格上HSDPAの14.4Mbpsに対応、au iPhoneはEV-DO Rev.Aで3.1Mbpsという理論値を持っています。ここだけで比較すれば「Softbank圧勝www」となるわけですが、実際はそうでもないわけで。

理論値なんてもともとでるわけないんです。

理論値の速度が出ない要因は・・・例えば、

  • 基地局配下にユーザーが集中する
  • 同じ基地局配下のユーザーが同時に通信をする
  • 有線区間の帯域が細い
  • コア側の帯域が細い
  • 受信・送信状態が悪い

などなど。

そもそも、

・理論値がペイロードのスループットではない

ため、最高に条件が良くても理論値の80%ぐらいしか出ないのが実際かと思われます、

 

で、実際どうなんだと。

結構いろんなひとが単発で2台ならべてテストをやっているようですが・・・
単発のテストでは無線条件、計測を開始したタイミング、混雑度、テストサーバーの状態などなど変化するため、一回の計測だけで「au圧勝ww」とか「Softbank圧勝www」とかいうのもなんだと思うわけです。

そこで、今所有しているauのINFOBAR A01と、Softbank iPhone 4のSpeedtest.netの計測履歴がいっぱいあったのでそれをグラフ化してみました。

条件はこんな感じ。iPhone 4sのスペックとは差異がありますので、ご参考ということで。
通信規格のみで言えば、iPhone4S同士の比較よりもauが有利な結果になるはず。

■機種
INFOBAR A01(CDMA2000 EV-DO MC Rev.A(DL:9.2Mbps/UL:5.5Mbps))
iPhone 4(W-CDMA HSDPA cat.8/HSUPA cat.6(UL:7.2Mbps/UL:5.7Mbps))

※iPhone 4S au:(DL:3.1Mbps/UL:1.8Mbps
iPhone4S softbank:DL 14.4Mbps/UL 5.7Mbps
なので、端末スペックには差異があります。 ※

■測定条件
きまぐれ。au 30回、Softbank 90回分のSpeedtest.netアプリのログを使用。
特に同時測定を繰り返したわけではなく、数カ月分のログ。

■測定箇所

主に首都圏

■結果

まずはテスト結果を速度降順にならべたもの。単位はkbps

・Softbank

downlink
平均値
1166.90 uplink
平均値
726.04
downlink
中央値
653.00 uplink
中央値
473.00
downlink
最大値
4903.00 uplink
最大値
2973.00
downlink
最小値
0.00 uplink
最小値
0.00

 

 

・au

downlink
平均値
1721.21 uplink
平均値
649.47
downlink
中央値
1251.50 uplink
中央値
379.00
downlink
最大値
4197.00 uplink
最大値
1694.00
downlink
最小値
139.00 uplink
最小値
3

 

標本数に差異があるのはご了承いただきたいのですが、
auもSoftbankも出るときは出ているな、といったところでしょうか。
ただし、Softbank側はグラフの右側に低速な結果が集中しているようにもみえます。

DLに関しては中央値・平均値共にauが高速。

次はヒストグラム。オレンジがau・シルバーがSoftbank。

・downlinkヒストグラム

 

・uplinkヒストグラム

DownlinkのSBをみると、0-200Kbpsに14%が集中している。7回に1回は200kbpsのDLしか出ていない。
灰色のバーが低速側に集中しており、今回の測定ではスループットが悪い回数が多いことがわかる。

次は累積百分率グラフ。

・downlink

 

・uplink

 

見方・・・たとえば、50%のラインを見れば、今回の測定で二回に一回はこの速度以下しか出てないことがわかる。(2こまえの中央値と同義)
50%ライン:
au :1200-1300kbps
SB:600-700Kbps

となる。

右にいく程山が高くなっていくが、高くなるのが遅ければ遅いほど高速な通信が安定的にできるということ。

■まとめ

あくまで違い機種での測定結果なので、これで早いだ遅いだということを断定することは避けたいが。

下り:softbankは低速域0-100kbpsが7%存在。さすがにこの速度だとストレスを感じるレベル。一方auは0-100kbpsのサンプル数は0。SBは1Mbps以上の通信は5回に2回位。auは5回に3回くらい。

上り:両者ともにあまり差異なく1Mbps以下で安定。最高速についてはSoftbankの3Mbpsに軍配。

あくまで機種違い・環境揃えず・サンプル数に差異があるので、この結果をどう見るかは、おまかせで。